faults feat. toni halliday (acid android) 和訳

 いつぶりの更新かまるで思い出せないがとにかく更新する。別の場所でひっそり公開した英詞和訳。

 acid androidラルクのドラム・yukihiroのソロプロジェクト。その1stミニアルバム(フルアルバムをカウントすると2枚目)のタイトルナンバーに、なんとcurveのtoni hallidayが参加したのだ。どうなってんだラルクの人脈網。

 こういう曲好きですね。好きですよ。toniがヴォーカル・作詞であることを抜きにしてもかなりいい。acid androidはしばらく追ってましたが、歌詞に日本語が増えてきた辺りからあまりツボにはまらなくなって最近はご無沙汰です。

 

 意訳強めというか、なんかこう、もうちょっと上手い言葉が見つからんもんかなと思いつつ全然見つからなくて語彙力の至らなさを痛感した次第です。

 PVは

「女性が陰鬱な部屋にいる。机には紙とペン、水のボトルにグラスだけ。彼女は手すさびにペンを取り、ワインで満たされたグラスの絵を描き、その紙を丸め暗闇に向かって放り投げる。ふと顔を上げると、目の前にはワインのグラスが現れていた。

 それから彼女は猛然とペンを走らせては紙飛行機を飛ばす。その度に望むものが現れる。ハムにチーズ、ふかふかのソファ、豪奢なシャンデリア、大きな旅行鞄、本の並ぶ棚、そしていくつもの写真立て。収められた写真は笑顔の彼女とひとりの男性を映したものだが、どれも男性の顔に黒い靄がかかり、その表情を見ることはできない。

 彼女は最後の紙飛行機を飛ばす。暗闇の向こうから現れたのはひとりの男性。被った帽子を直し、彼女をまっすぐに見つめる。歩み寄るふたり。彼に縋り付かんとしたその時、彼女の両手首には錠がかかる。部屋は再び陰鬱な空虚に戻り、彼女は男に促されるまま格子戸を出る。長い廊下は蛍光灯に白々しく照らされている。

 時間だ。かつて愛した男をその手で殺めた女の死刑が間もなく執行される」

 みたいな内容で(説明が長い)、これに大いに引っ張られた訳になったことは否めない。

 PVというやつは一体何なんだろう。何なんだろうってその曲をPromotionするためのVideoなのだが、私はあまり映像という媒体が好きではないので、どうも素直に見ることができない。曲の解釈を限定される、あるいは特定の解釈に誘導されるような気がする。じゃあPVなんか見なきゃよかったんだが、見ちゃったんだよね。私が悪い。

 

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I have a love that has no strings
 愛に代償など求めはしない
an open door where secrets hinge
 秘密は白日の下に晒されてしまった
i'm in full view but never seen
 私はここにいるのに、あなたの目には映らない
this is my love and all that it means
 これが私の愛、これが全て
i can't make you see what i do
 私に見えるものをあなたが見ることはない
when your nice you know i don't like you
 知っているでしょう、「素敵」なあなたに私は嫌悪を覚えると

I have a heart that can't be bought
 この心に誰も値段など付けられない
i learnt my lesson but came up short
 どんな教訓も私を救いはしなかった
i'm in full view but never seen
 あなたの目の前に立つ私をあなたが見ることはない
this is my challenge you know what it means
 私の苦しみをあなたは分かっているのでしょう
i can't make you see what i've become
 こんなふうに成り果ててしまった私をあなたが見ることはない
when your nice your not as much fun
 あなただって「素晴らしい」あなたでいることを、本当は嫌悪するくせに

with all your faults and all
 あなたの犯した全ての過ちを背負って
run and hide as fast as you can
 走って、隠れて、できるだけ速く
don't get caught by the bogey man
 どうかあの亡霊に追いつかれる前に
run and hide as fast as you can
 走って、隠れて、その息が切れても
don't get caught, no don't get caught, no don't
 どうか捕まらないで、どうか、どうか

Have i ever let you down
 あなたの理想に追いつけなかった
have i ever made you frown
 あなたのそんな顔は見たくなかった 
you know i play the clown whenever your around
 知っていたでしょう――あなたが傍にいるときはいつだって、私は哀れな道化だった