親に向かってなんだそのMSゴシックは(リハビリ)

腹がよじれるほど笑うというのは、なかなか高度な技術なのである。

 

「人の腹をよじれさせるくらい笑わせる」というのはさらに難しく、人類の中でもごく限られたギフテッドなひとびとにのみ許される行いであるからして、私の口から何かを語ることなど到底できはしない。

私の得意技は笑わせることではなく嗤われることなのである。心が痛くなってきたから勘弁して欲しい。

 

「腹がよじれる」はよくある比喩だが、たまに本当に腸捻転を起こすのではないかというくらい笑いが止まらなくなることもある。

笑い続けた結果痛くなるのは腹筋とか腹斜筋とかそのあたりの筋肉であって、当然胃腸がどうこうなっているわけでもない。横隔膜くらいは使っているかもしれない。

しかし、何がひとを、というより己を、ここまで笑わせるのかを把握している人間もそういないのではないか。およそ予測できる範囲のおかしさでは、ひとは脇腹を攣るくらい笑うことはできないのではないか。

 

 

ここで笑うこと、特に腹をよじらせるほど笑ってしまうことについて書こうと思ったが、考えがまとまらないので今度にする。

多分必要なのは不意を突かれることと、合理的な説明が瞬時に組み立てられない内容であることだ。不意を突かれて初速が出る。論理で解説できないから立て直せない。

 

ということで、最近わたしが腹をよじらせるほど笑ったネタは、「親に向かってなんだそのMSゴシックは」とMSゴシックでプリントされたTシャツ画像だった。

腹がよじれるほど面白かったネタは、のちに言葉で説明しても何も面白くないのである。

MSゴシックの何がそんなに面白かったんだ。「親に向かってなんだそのMSゴシックは」とは一体何なんだ。

笑いとは一回性のもの、一瞬で襲い掛かり、跡も残さず消えるからこそ奇跡に近いのである。何言ってんだか。

 

リハビリとして「まずは何か書くこと」から始めています。